オリオングループの5つのテーマ
2023年9月、沖縄をはじめとする社会全体とオリオングループの持続的な発展のために、当グループ及びステークホルダーに影響を与える重要な課題を5つのテーマのもと、15のマテリアリティとして策定しました。
本マテリアリティは、オリオングループにとって中長期的にリスクまたは機会となる事項であるため、サステナビリティ経営の実践である各事業方針や戦略等を策定する際の一方針として採用されています。
沖縄の自然との共生
オリオングループの展開する製品やサービスにとって、「沖縄の魅力」を生かすことが、最も重要な要素であると考えます。
そして、その沖縄の魅力の最たるものが、美ら海をはじめとする豊かな自然環境です。
沖縄県民のみならず多くの観光客の皆さまを惹きつけてやまない、沖縄の美しい自然の保全に取り組むことが、沖縄に根付くオリオングループの持続性強化につながると考えます。
沖縄と地域社会の発展
戦後まもない、まだアメリカ統治時代の沖縄において、沖縄の経済復興と未来を担う若者を応援すべく創業されたオリオングループは、沖縄を愛する皆さまから支えられて今日に至ることができました。グループのコアバリューのひとつに「報恩感謝」と「共存共栄」を掲げ、これからも沖縄の地域社会の発展に努めます。
顧客への責任
沖縄の魅力とオリオングループの製品・サービスを末長くお楽しみいただくうえでも、沖縄と沖縄を愛する皆さまのご期待に応えるべく、社会と環境に配慮した製品・サービスの提供に努めて参ります。
多様な人財の活躍
「琉球」の名で独特の歴史・文化を織りなしてきた沖縄において、新しく多様な価値創造を担う人財を育成し、世界に通じる競争力を有した組織の実現に活躍に努めます。
ガバナンス
地方の中小企業という立場に甘んじることなく、目まぐるしく変化する社会や市場環境の変化に迅速に対応できる柔軟性と、グローバルスタンダードに適合した透明性を有する、健全かつ強靭な組織の維持・強化に努めます。
オリオングループ ESGマテリアリティ 選定基準
下記1.~4. の分析結果をもとに、マテリアリティ候補を25項目特定し、それらを「5つのテーマ、15種類のマテリアリティ」に分類・整理しました。
1. 当グループの業態や関連業界の現状に基づく「サステナビリティ課題」の絞り込み
サステナビリティ情報開示フレームワークやESG評価機関、政策文書などから、「サステナビリティ課題」を42項目まで絞り込み
2. ステークホルダーの期待分析
「従業員 (689名)」「取引先 (50社)」「沖縄県民 (516名)」それぞれに対しアンケートを実施
オリオングループが各サステナビリティ課題に与える正負の影響を、0〜5の6段階でそれぞれ評価しました。
3. 組織の中長期の企業価値への正負の影響評価・分析
「株主・役員 (31名)」へアンケートを実施。各サステナビリティ課題がオリオングループの業績に与える正負の影響を、0〜5の6段階でそれぞれ評価しました。
4. 同業他社のマテリアリティ分析
マテリアリティ候補の妥当性を確認するため、同業他社にて特定されているマテリアリティを分析しました。