地域社会に対する投資が行われる原則またはプロセスに関するステートメント
「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に。」をミッションに掲げ、グループ社員一丸となって様々な社会貢献活動 (CSR活動) を展開しています。
2020年には、上記ミッションの具体的アクションの一例として、社会・顧客・株主・社員といったステークホルダーの皆さまに対して取るべき行動指針「ORION WAY」を制定しました。また、CSR活動の柱として、沖縄県民の皆さまをはじめとするステークホルダーの皆さまがオリオングループに期待するSDGsの取組を調査し、その結果に基づいて「首里城再建支援」「子どもの教育支援」「技術革新を通じた社会貢献」「美ら海をはじめとする沖縄の環境保全」の4つを掲げ、SDGs (持続可能な開発目標) の達成とすべてのステークホルダーの皆さまの「笑顔」につながるよう、社会貢献に努めていきます。
児童労働以外の子どもの権利に関する方針
オリオングループは、ユニセフの「児童の権利に関する条約 (子どもの権利条約)」および「子どもの権利とビジネス原則」を尊重しています。
特に「子どもの権利とビジネス原則」で定める「子どもたちの教育と、児童労働の根本的な要因の持続可能な解決を促進する」ことを目的に「公益財団法人オリオンビール奨学財団」を設立し、返済不要の奨学金制度などを通じて子ども達の教育の機会の最大化に努めています。
また、オリオンビール株式会社が加盟するビール酒造組合を通じて「STOP!20歳未満飲酒」プロジェクトを展開し、20歳未満飲酒の防止を積極的に発信しています。飲酒に係るコミュニケーションやマーケティングが子どもたちの権利に負の影響を与えないよう細心の注意と最大限の努力を払ってまいります。
オリオングループはCSRテーマに教育支援を掲げ、未来の沖縄、日本、世界を担う子どもたちの笑顔が絶えぬよう、今後も子どもの権利を尊重してまいります。
従業員との対話および慈善パートナーとの連携を促進する体制
創業以来、オリオングループは沖縄の皆さまに支えられて成長してきました。沖縄への報恩感謝をグループのコアバリューに据え、「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に。」というミッションの達成に向けて、オリオンビール 株式会社 サステナビリティ・広報部が中心となって、毎年、各グループ社員によるボランティア活動を展開しています。
主な取組としては、オリオンビール製品の原料である「水」の水源地である「やんばる国立公園」をはじめとする県内各地域での植樹 (水源涵養) や植樹用苗の寄贈、グループの拠点が所在する地域や県内の海岸など数か所でごみ拾いなどの清掃活動を自治体や地元企業、地域の皆さまと連携して行っています。
また、沖縄県の海洋環境保全に向け、Okinawa SDGs Projectが主宰する赤土流出防止対策への取組にボランティアとして参加しています。
主な活動実績としては、2023年度は県内2か所で植樹活動を実施し、延べ155名が参加しました。