はじめに
オリオングループは「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に。」というミッションを掲げています。このミッション実現のために、大切なステークホルダーでありかつビジネスパートナーでもあるサプライヤーの皆様とともに、様々なステークホルダーからの要請や期待に応え、社会の変化に適応しながら購買活動を推進していきます。
そして、皆様との長期的な信頼関係を構築し、関係各所・地域社会と調和した持続可能な社会の実現に向けて活動していきます。当社の購買基本方針はサプライヤーの皆様のご理解とご協力を得て、持続可能な購買活動を実行することを目的に作成されたもので、「オリオングループの持続可能な購買基本方針」「サプライヤー行動指針」から構成されています。
当社購買活動の趣旨をご理解いただくとともに、行動指針に則った活動にご協力をお願い申し上げます。
オリオングループの持続可能な購買基本方針
オリオングループは日本でも特有な、亜熱帯気候の島嶼である沖縄県で事業を営む企業として、様々なかたちで社会に貢献することをこれからも継続していきます。
その社会的責任への取り組みの一環として、当社の購買活動においても、「オリオングループの持続可能な購買基本方針」を制定しました。この方針を通して、サプライヤーの皆様との間に長期的な信頼関係を築きながら、共に企業としての社会的責任を果たすため、関連するすべての法令やルールを遵守し、公平・公正で透明な購買活動に努めていきます。
なお、本方針や関連方針の周知について、オリオングループ各社とお取り引きのある主なサプライヤー様(対総仕入金額の80%以上)に向けた説明会等の開催、アンケートの実施を2026年までに実施し、その回収率100%を目指します。
1. 人権の尊重
- 自社及び取引先のすべての人々の人権と多様性を尊重します。
- あらゆる差別や個人の尊厳を損なう行為を行いません。
- 多様性を反映した職場と機会を提供し、あらゆるハラスメントを行いません。
2. 労働環境の整備
- 自社及び取引先に関し、安全で健康的な職場環境を確保し、従業員の心身の健康を維持します。
- 従業員団結権を尊重し、強制労働、児童労働を禁止します。
3. 品質本位
- 購買活動においては、安全と品質を最優先し、さらにコストについても重視します。
- 社会・お客様にとっての価値を向上させる新技術やご提案を歓迎します。
4. コンプライアンスの遵守
- 社会規範、関連する法令およびその精神を遵守し、社会に信頼される良識ある活動を実施します。
- 購買に関わる担当者は、いかなるサプライヤーとも個人的な利害関係を持ちません。社会規範から逸脱するような不当な謝礼や贈答品は受け取りません。当社への寄付や当社グループの製品・サービス等の利用を強要しません。また、互恵取引を前提とした購買活動を実施しません。
- 反社会的勢力やマネーロンダリングなどの違法行為に携わる者とは、一切の関係を持ちません。
5. サプライヤーと一体となったCSR購買の推進
- CSR(Corporate Social Responsibility)購買を積極的に推進し、サプライヤーに「サプライヤー行動指針」の遵守を求め、サプライヤーと一体となりCSR購買に取り組みます。
- サプライヤーと連携して、購入する財サービスの持続可能性を追求します。万一、それらの持続可能性の評価において課題が発見された場合には、サプライヤーと協働して課題解決に取り組みます。
6. 公平・公正な取引
- サプライヤーに対し、所在する国・地域、会社の規模にかかわらず参入の機会を与え、複数のサプライヤーからの競争見積りによる購買を原則とし、公平・公正な取引をします。
- サプライヤーの選定においては、品質 (Q)・価格 (C)・納期 (D)・安定供給のほか、CSRへの取り組み、技術力・コンプライアンスや環境に対する姿勢・人権尊重などを総合的に評価して決定します。
7. 環境への配慮
- 法令、条例および業界の自主基準を遵守し、自然豊かな沖縄県と調和・共存する社会づくりを目指します。
- 「オリオングループ環境基本方針」に則り、環境への配慮、汚染の防止を心がけ、サプライヤーと協力して地球環境、沖縄県の環境に配慮した購買活動を実践します。
8. リスク防止と情報管理
- サプライヤーと長期的な信頼関係を築き共存共栄を図ります。また、サプライヤーと協力しリスクの適切な管理と未然防止を徹底し、社会と経営への影響を回避する取り組みに努めます。
- 購買活動において提供を受けた個人情報、営業秘密や技術情報については適正に管理し、開示先は限定し、ご提供者の了解なく社内外に公表しません。
サプライヤー行動指針
オリオングループの製品・サービスをお客様に提供するまでには多くの事業者が関わっています。そのため、社会的責任を遂行するうえで、自社が直接関わる範囲だけではなく、サプライチェーン全体における管理が重要と考えています。
オリオングループは持続可能なサプライチェーンを実現するために、サプライヤーの皆様に守って頂きたいこととして「サプライヤー行動指針」を定めました。
サプライヤーの皆様はサプライヤー行動指針に示す各項目をご理解いただき、これらの項目に則った活動をお願いいたします。また、サプライヤーの皆様自身が自社の企業活動をCSRの視点で振り返り、更なる向上に努めていただくようお願いいたします。
なお (1) 事業活動を行う全ての国・地域における関連法令を遵守すること、(2) 各法規制と行動指針が異なる場合や相反する場合には、国際的に認められた以下8項目をより尊重する方法を追求致します。
サプライヤー行動指針は、以下の8つの観点から構成されます。
- 人権の尊重
- 労働環境の整備
- 環境保全
- 公正な企業活動
- 品質の確保
- 情報管理
- 地域社会の尊重
- 責任ある飲酒
1. 人権の尊重
すべての人々の人権と多様性を尊重します。
2. 労働環境の整備
安全で健康的な職場環境を確保いたします。
3. 環境保全
次世代に引き継ぐ地球環境保護に積極的に取り組みます。
4. 公正な企業活動
社会のよき一員として、全ての関連諸法令と社会規範を遵守し、すべてのステークホルダーと良好な関係を築きます。
5. 品質の確保
安全を最優先とした商品・サービスを提供いたします。
6. 情報管理
私たちの事業に関する情報を適正に管理します。
7. 地域社会の尊重
8. 責任ある飲酒
以上のサプライヤー行動指針に則った活動へのご協力をよろしくお願いします。
オリオンビール株式会社 購買管理規程
オリオンビール株式会社において購買活動や購買活動を行うに当たって守るべきことを定めております (2022年4月1日制定)。活動の具体的な手続きを示すもので、以下に主要部分を抜粋いたします。
全文はこちら用語の定義
「購買」は、購買戦略立案、サプライヤー新規発掘、比較見積、価格交渉等を実施し、サプライヤーの選定、価格その他の契約条件を決定し、財・サービスを購入することをいう。
見積もりの原則
原則として2社以上の複数サプライヤーからの見積りを取得すること。
発注内容の決裁
発注手続は、発注依頼者からの発注依頼申請により開始され、発注依頼申請書は、発注依頼承認者による決裁を受ける。
発注等
一連の購買手続をオリオングループ各社の社内規定に従って行うこと。
取引先調査
「購買稟議」に記載された取引先に対し、必要に応じて取引先の供給能力を調査し、把握しなければならない。
その他、遵守事項、発注方法と契約、検収、仕入計上、支払、秘密保持についても定めております。
取引先の選定登録及び継続的監査
新規取引先と取引を開始するにあたり、次の方法によりデューデリジェンスを行い、その取引先が問題ないことを確認し、定期的に監査を行う。
- 人事総務本部 総務課による「反社チェック」
- 経営管理本部 財務経理部による取引先調査
- 生産本部 品質管理課によるQA点検
- サステナビリティ委員会による環境監査
- サステナビリティ委員会による社会的問題に関してのリスク評価